そうですね、日常の中で「自分の状態を意識する」のは、なかなか難しいと思います。
倒れて病院にいかないといけない状態が「病気」というのが一般的な世の中の考え方ですが、ウェルビーイングというのはもっと手前の状態のことを指します。
鈴木さんが目指す「健康」というのは病気にならないということではなく、「心身共に整っている状態」ということですよね。

なんとなく身体が重たいな、ちょっと頭が痛いな、冷えがあるな、というような、病院まで行かない状態のことを「不定愁訴（ふていしゅうそ）」というのですが、社会人の95％がこの不定愁訴を抱えているというデータがあります。
例えば、女性の多くが抱える「冷え」だけでも、生産性が30～40%減ると言われています。これは個人にとっても企業にとっても大きな問題だと感じています。

それはお辛いですね。わたしもデスクワークをしている時代に冷えで悩んでいましたのでわかります。
わたしの場合、原因は内臓が冷えていることでした。
まず循環器や内臓を温めることが大切ですが、自律神経も関わってきますので、心のメンテナンスも重要になってきます。
実はわたしは以前体調を崩した経験があります。自分自身そういった体調変化を意識できていれば病気にならなかったなと今では思いますし、健康の大切さというのをも身を持って感じています。ハーブティーとの出会いも、自分の体調を整えるために取り入れたのがきっかけでした。

ハーブはお料理のスパイスや化粧品、園芸など、みなさんの暮らしの中にも取り入れられているものだと思います。
＜WHITETREE＞で使っているハーブはその中でも「メディカルハーブ」といって、身体や心に良い影響がある成分が含まれているものになります。
自律神経、胃痛、冷え、女性ホルモンへの効果が期待できるなど、ハーブによってその成分が違うため、ハーバリストがひとつひとつブレンドしています。

はい。ハーブにはAとBを一緒にとると吸収率が高まるといった相乗効果があります。
また、人間の身体は心と密接に繋がっているので、その両方をケアするということも意識しています。
例えば、自律神経と女性ホルモンは繋がっています。自律神経が崩れると生理不順が起きてイライラしてしまう経験をお持ちの女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
自律神経と女性ホルモン、両方ケアしてあげることが大切ですので、それをケアできるハーブを＜Beauty Blend＞というブレンドに入れています。
他にも疲れを感じる時には＜Energy Blend＞、むくみが気になる時には＜Circulation Blend＞など、様々なブレンドを、期待できる効果から選ぶこともできます。
あともうひとつ大切なこだわりとして、美味しくないと飲んでもらえないので、心の幸せである「美味しいこと」も気にして作っています。

鈴木さん、実はその通りなんです。
ハーブティーは五感をかなり使います。例えば「色が綺麗だな」「何の香りかな」といった視覚や嗅覚。また、温かいモノが入ってくる感覚というのもありますね。
五感を使うと「マインドフルネス」という「今に集中する」状態になるので、リフレッシュやストレス緩和に繋がります。生産性を高めるためにマインドフルネス研修を実施している企業もあります。
マインドフルネス、つまり集中力を高めたり、ストレス解消の手法のひとつがハーブティーなのであって、大切なのは自分の身体やライフスタイルを、きちんと自分でコントロールできる感覚を持つ事です。
ただ、一日の中でゆっくりとした自分時間を持つことは、意識しないと難しいと思います。例えばそれを「お茶の時間」と決めると、自分の心と身体をケアする時間として取り入れてもらいやすいのではないでしょうか。
自分の時間をしっかり持つことが大切であって、そのツールのひとつとして、ハーブティーを取り入れていただくのが良いと思います。