株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

Blooming Diary Vol.4(最終回)「とても濃くて、あっという間だった」新人ショールームコーディネーターとして駆け抜けた1年間

新人ショールームコーディネーター・木本さんの1年を追う、Blooming Diaryもついに最終回となりました。入社以来、常に新たなミッションを与えられ、チャレンジしてきた木本さん。2年目を迎えてもまだまだ新たな挑戦が目の前に表れてきています。どうぞ、最後まで木本さんの成長をご覧ください!

【6月〜8月】オンラインショールームを初体験「やっぱりお客さまとの会話は楽しい」

木本さんは春、ショールームでオンラインショールームを担当するチームのメンバーに選ばれました。研修やロールプレイングを受け、接客デビューを果たしたのが6月。まだ配属されて1年も経っていない状態でのオンラインショールームには、戸惑いもありました。

「どうしよう、私にできるかな」

会話をしながらのPC操作は、使うツールも多くて最初は難しく感じ、不安もありました。しかも、オンラインショールームは、担当エリアが全国です。最初は自身のショールームからは離れた、名古屋や大阪のハウスメーカー様など、普段あまりご案内する機会のない業者様のご対応をすることもありました。「このままお話をしていてもいいのかな」「そのエリアでご提案に注意しないといけないことはあっただろうか(※寒冷地仕様等)」と、会話をしながら内心の動揺が収まらないことも。それでも、やってみるとオンラインショールーム自体は、自分にとって楽しいものだと実感することもたくさんありました。

「ショールームだと実物を見ていただいて説明できるけど、オンラインはお客さまの知りたいことをわかりやすく伝えるのが難しい…。でも、やっぱりどんな形でもお客さまと会話をするのは楽しい!」

お客さまと触れ合える喜びは、対面でもオンラインでも変わらない。そんなことを改めて実感することになりました。こうして、6月〜8月にかけて、1日の約半分をオンラインショールームに費やす日々が続きました。

【9月】ついに1棟デビュー! オンラインとも使い分けて柔軟にご案内

その後、オンラインショールーム担当部署の拡充も整ったことで、9月で一旦ショールームにおけるオンラインチームは解散となりました。再び対面でのご案内に集中することになった木本さんですが、一息つく暇もなく、次に待ち構えているミッションに挑むことになります。それは、1棟デビューです。

LIXILの強みは、キッチンや浴室といった水回りだけではなく、サッシやエクステリアなど、家1棟分の商材を揃えていること。コーディネーターは入社してから水回りの研修を終えると、サッシやドア等へと分野を広げていき、LIXIL商品のすべて、つまり家1棟分のご案内ができるようになると1棟デビューを果たします。

木本さんもサッシや建具の研修に入り、内容の楽しさにワクワクした気分にもなりました。ただ、ネックになったのは時間です。家1棟分は商品の数も多いので、コロナ禍前は1日がかりでのご案内も珍しくはなかったのですが、今は新型コロナウイルスの感染対策で1時間半とさせていただいております。

「水回りよりも商品が増えたら時間が足りない!これは大変だ」

ここで活きたのはオンラインショールームでの経験です。お客さまにはリアルで伝えるべきところは伝え、色の決定など、オンラインで3Dイメージなどを見ていただいたほうがわかりやすいものは、そちらをおすすめするなど、使い分けをご提案いたしました。自分がオンラインでご案内をしていたからこそ、サービスのメリットやオンライン上で可能なことも、自分の言葉で伝えることができます。

「オンラインでのご案内を経験していたことで、実感を持ってオンラインショールームをおすすめできる。大変だったけど、いい経験ができてよかった!」

1棟デビューというワンランク上のご案内に、これまでの経験を加えることで、木本さんはまた一歩前に進んだといえます。

【10月】リフォーム研修でヒアリング力をアップ!「めげない心」も大切

木本さんの新たな挑戦はまだまだ続きます。

10月に入ると新たに、リフォームの方へ上手なヒアリングを行えるような研修が始まりました。LIXILのショールームでは、ご予約のお客さま以外にも、予約無しでご来館される方々がご来場されます。(注:新型コロナウイルス感染対策のため入館に制限をさせていただいている場合がございます。)商品選定の最終確認のお客さまや、明確な計画をお持ちでいないお客さまもいらっしゃるので、コーディネーターがお声がけさせていただき、一人一人異なる目的や悩まれていることを伺い、ご提案させていただいております。

「どうしよう、大丈夫というからには踏み込まないほうがいいのかな。」

最初は何度となく「大丈夫」の壁に阻まれた木本さん。断られてしまうと、どうしても気持ちは落ちてしまいます。それでも、と奮起し、お客さまのご様子を伺いつつ、会話のきっかけづくりに挑むようになりました。

「ショールームは初めてですか?」

「何か質問があったら気軽にお声がけくださいね。展示の見方をご紹介します」

そんな一言を添えて、少しでも言葉を交わすように心がけました。

「どんなお客さまにも、必ず質問や疑問はあるはず。最初は大丈夫だと思っても、気になったらすぐに聞きやすいような雰囲気を作っておこう」

そうやって接していくうちに、再び顔を合わせた時に質問をしてくださるお客さまが増えました。また、木本さん側も「この方には見積もりを作ってさしあげたほうがいいかも」と感じたときは手配しておき、お帰りの際に資料を添えてお渡しすることも。即日で見積もり可能であることを知らないお客さまも多いため、こうした対応で驚かれ、非常に喜んでいただくことができました。

「ご見学中のお客さまへのお声がけは聞く力が必要。いろいろなお客さまのお悩みに寄り添いたい!」

今はそんな風に前向きに、毎週末を過ごしています。

【1年を振り返って】

入社から1年半、そして10月で配属から1年を迎えた木本さん。振り返ってみると、テレワークの電話対応から始まり、各種商材の研修、オンラインショールーム、1棟デビューなど、詰まりに詰まった濃い1年だったと感じています。毎回課題を感じつつも、お客さまと接するのは楽しく、ご案内の手応えも感じはじめています。でもその一方で、まだまだ、と思うことが多いのも確か。

「あっという間の1年だったなあ。身についたことがたくさんあるのは、いろんな経験ができたから。でもチーフや先輩に頼ることもまだ多い。成長を実感できるにはもう少し時間がかかるかも」

それでも、励みになるのは先輩たちの存在です。「もうこの研修をやっているの?早いね」「そんな風に対応して言えたのはすごいよ」と、木本さんが何かにチャレンジしたり、成果を話したりするといつでもほめてくれるのです。「よかった、頑張ろう」と思えるのは、そうした周囲の人たちの温かさや励ましにほかなりません。

また、中途採用のコーディネーターが、就職活動中にLaLaLa,に掲載されているこのダイアリーを読んでいたと知り、自分の働きぶりや活動が多くの人に見られていることも実感し、気持ちがさらに引き締まりました。

「この先もまだ学びや挑戦が続くけれど、先輩に励まされたり、仲間に刺激を受けたりしながら進んでいこう。何年も先になるだろうけど、たくさん頑張って、成長して、お客さまにしっかり寄り添えるようになった先に、スペシャルコーディネーターという道も見えるといいな」

ショールームコーディネーターは、お客さまの住まいに関する夢や希望を叶えるお手伝いをする仕事。ただ商品のご案内をするのではなく、お客さまの家づくりへの楽しみに寄り添うことで、自分自身も喜べることがやりがいです。毎日そこに全力投球した結果が、目指すところにつながっているといい、そんな風に考えながら、木本さんは今日も笑顔でショールームを訪れるお客さまをお迎えしています。

<プロフィール>
2020年入社。入社から1年が経過し、仕事にも慣れてきたことから学生時代に打ち込んだダンスレッスンを最近再開。身体を動かすことでリフレッシュし、オン・オフを上手に切り替えて楽しんでいる。

※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。