マネジメントの想い vol.1 -「迷ったときはSMILE Valuesが導いてくれます」 元気で明るく、メンバー一人一人との関わりを大切に
ショールームやエリアを導く存在として重要な役目を果たすマネージャーは、その人なりのマネジメント手法で成果を出そうと日々奮闘しています。マネージャーの数だけマネジメント手法があるといっても過言ではなく、そこから学べることも少なくありません。
マネージャーたちがどんな考えで仕事に臨んでいるのかを伺うシリーズとして、第1回は北陸エリアの坂東さんに登場していただきました。現場のメンバーたちをどう盛り上げ、成長を促しているのか、コーディネーター出身者らしい目線でのマネジメント手法に注目です。
話を聞いてもらいたいから、エリアで一番熱いキャラクターになる
私は現在北陸のエリアマネージャーとして、3つのLIXILショールームを統括しています。会社の戦略に基づいて北陸エリアとしての方針を立て、エリア戦略を進めると共に、オペレーション改善や人財育成、ショールームの効果的な運営方法等について、大きな視点で導いていく立場です。北陸は全国で一番小さなエリアですが、その分一人一人のメンバーに目配りできることが特徴ともいえます。
普段から心がけているのは、自分自身がエリアで最も元気で明るい存在でいることです。接客を通じて結果を作るのはコーディネーターですから、マネージャーが会社の業績に貢献しようとしたら、メンバーが毎日気持ちよくはたらけるような助言や環境を生み出すことが必要だと思っています。誰だって暗い人や怒ってばかりいる人の話は聞きたくないですよね?だから誰よりも熱く、人一倍元気で明るく、「この人の話を聞いてみよう」と思ってもらえるキャラクターで在ろうと考え方も変わりました。元々はそんなタイプではなかったんですが、メンバーを前向きに導きたいと思って行動するうちに、何でもポジティブに変換して考え、動いていけるようになっていきました。
その人を知っていれば、最適なタイミングで必要なアドバイスができる
明るく元気でいることともう一つ、対メンバーのマネジメントで大事なのがコミュニケーションです。エリアマネージャー昇格時、各ショールームを訪問するときは、「メンバー全員に必ず一言声をかけよう」と決めました。一緒にはたらくメンバーがどのような人なのかを知ることが、ショールーム運営には大きな意味を持ちます。顔を合わせて話せば個々の性格や仕事の様子、考え方についても知ることができます。相手を理解できるようになると、その人に合わせた最適な導き方や戦略の落とし込みも可能ですし、それぞれの立場や思いを把握することで、はたらきやすい職場作りにもつながっていくと思います。
こうしたコミュニケーションを取ることでわかるようになるのは、みんなの“変化”です。誰しも日によって気分や置かれている状況も違いますが、その人のことを知っていると変化にすぐ気づくことができるし、必要な声かけが何かもわかります。北陸エリアのメンバーはコツコツ頑張り続ける反面、マイナスの声を上げない特性があるように思います。だからこちらが気づくことが大事だと考えています。そして、変化があったときに一番いいタイミングで適切なアドバイスをすると、人は驚くほど成長します。それができたときは本当によかったと心から嬉しくなります。
迷ったとき、SMILE Valuesを見れば必ずヒントが得られる
エリアマネージャーという役割を担うようになってから、決断するということをかなり強く意識するようになりました。コーディネーター時代にはあまりなかった感覚です。エリアとしての業績を上げていくためには、さまざまな局面で決断を迫られます。与えられたものの重さを感じると迷い、悩むことも少なくありません。もちろん一人で全部決めるのではなく、周囲の人にも意見を聞き、話し合いながら決断を下していく訳ですが、それでも重圧はあります。そんな中でよりどころになっているのが、LIXIL Advanced Showroomの行動指針、SMILE Valuesです。
どうしたらいいのか分からないとき、私はこのバリューを見直します。5つのバリューに向き合うと、基本に立ち返ることができ、必ず何かしらのヒントが見つかるからです。このバリューがなければ、エリアマネージャーとしてどうしたらよいのか、途方に暮れていたかもしれません。それほどこの行動指針は私にとって大事で、そして私自身がこのバリューを体現できる人でなければならないと、見るたびに強く思います。
マネジメントに興味を持つ人を増やすため、自分の行動で見せていく
目指しているのは「北陸エリアっていいよね」「北陸のメンバーはみんないいね」といわれるようになっていくことです。メンバーは接客が好きな人たちばかりですが、さらにショールームの仕事や組織自体を良くしていくような会話が飛び交い、未来をワクワクしながら語り合えるような空気が出てくると、さらによくなると思っています。ライフステージの変化など、さまざまなことを乗り越えて活躍できるショールームを、メンバー全員でつくっていくことができれば最高です。そのために私も日々バリューを意識し、皆が充実してはたらける環境作りに励みたいと思います。
そして、その中からマネジメントを志望するようなコーディネーターが出てくればもっと嬉しいですね。マネジメントを難しそうと考える人は少なくありませんが、人が育つこと、ショールームやエリアとして結果を出すことを嬉しい、と思ってもらいたいんです。「坂東さんがやっている仕事は楽しそうだな」と思ってもらいたいし、そのために明るく元気に日々の仕事を頑張っています。もし私の様子を見て、マネジメントをやってみたいと思うような人が増えたら、それこそやってよかったと思うし、与えられた役割に対して恩返しできたといえるのではないでしょうか。
<プロフィール>
2002年入社。2013年にショールームマネージャーに昇格し、2016年よりエリアマネージャーに。コーディネーター出身のマネージャーとして、現場感覚を大事に活動している。