株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

マネジメントの想いvol.2-「バリューに基づいた行動が当たり前のメンバーに」人財育成を大事にしながら、先進的な取組みに意欲を燃やす

地域のショールームを導く存在として、重要な役目を果たすエリアリーダー(4月より呼称変更。前エリアマネージャー)は、その人なりのマネジメント手法で成果を出そうと日々奮闘しています。マネージャーやリーダーの数だけマネジメント手法や考え方があり、そこから学べることも少なくありません。

マネージャーたちがどんな考えで仕事に臨んでいるのか、その想いを伺うシリーズの第2回は、東京エリアの佐々木さんに登場していただきました。

エリアの経営者として企業文化の育成と定着に尽力

私はエリアリーダーとして他業種から転職し、東北、北関東エリアを経て、現在は東京・埼玉・千葉エリアを担当しています。

エリアリーダーはエリアで起こるすべてのことにおける責任者です。いってみればエリアの経営者。LIXIL Advanced Showroomの目指すミッション・ビジョン・バリューをエリアの各ショールームに浸透・定着させ、人財を育成し、エリア戦略を立て、スムーズな運営によって業績を出し、それを振り返り、またミッション・ビジョン・バリューのスタート地点に戻る…そんなサイクルを常に回し続けることが責務です。

やるべきことはたくさんありますが、一番はバリューに基づいた行動が当たり前にできるメンバーを育成することだと思います。皆がそれをできていれば、お客さまにとって最適な運営や業績貢献といったことにも自然とつながっていくはずです。そのため、エリアリーダーとしてはコーディネーターたちがチャレンジできる環境や、はたらきやすい職場をいかに提供できるかが鍵になってきます。いかにそれを実現し、目指す企業文化を創っていけるかどうかが手腕として問われているともいえるでしょう。

「感謝」と「敬意」を常に忘れず、メンバーたちに接する

エリアリーダーそれぞれ、マネジメント手法や考え方があると思います。マネジメントにおいて私の軸になっているのは、SMILE Valuesの中にもある、「感謝」と「敬意」です。現場の第一線でお客さまにサービスを提供しているのは、コーディネーターやチームリーダーたちです。私はマネージャーとして注意喚起や叱咤激励を行いますが、この2つが欠けたものだったら相手には何も届かず、成果も出ないでしょう。現場のメンバーたちに感謝し、敬意を持って、自身の業務を果たすことを常に考えています。

感謝と敬意とともに大事にしているのが、“知る”ということです。ショールームではたらくメンバーは多様で、はたらく理由も目標も異なります。そのため一人一人のことを知った上で、導いていく必要があるのです。旗艦ショールームである新宿を基本に、東京エリアのショールームを定期的に訪れますが、館内を巡回する際はコーディネーターたちに何かしら声をかけ、また最低でも必ず1人に30分ほどかけて面談するのがマイルールです。コーディネーター自身に話してもらうように心がけつつ、私からは事前に見つけておいた、その人のいいところについて伝えます。話を聞き、私も見た上で「ここが良かったよ」と直接いうことは大切なことです。もし取組みの結果は出ていなくても、チャレンジしているのならば讃えたい。それがコーディネーターたちにとって、モチベーションやエンゲージメントの向上につながってくれたらと思います。そこにもやはり感謝と敬意が根底にありますね。

コーディネーター個々が持つ資質を発見し、成長に感じる喜び

“知る”ということを意識していると、ときには大きな発見に遭遇します。先日、ある若手コーディネーターの面談を行いましたが、その人はコーディネーターの中でも特別目立つ存在というわけではありませんでした。しかしはたらきぶりを観察していると、仕事の進め方や考え方にとてもセンスがありました。面談をしたところ、影で努力して難しい資格試験に挑戦し、合格していることがわかりました。その頑張りにとても感動しました。努力家であり、仕事の資質にも優れたものを持っている、いわば次世代のリーダーになり得る原石のような人財を見つけたという喜びを感じたんです。知ろうとするからこそ、こうした発見が起こりますし、そんな発見があったときはエリアリーダーとして本当に最高の気分になりますね。

私は歳を重ねるごとに次第に自分がどうなるというよりも、部下が育っているのを見ることの方が楽しくなってきました。先に挙げたコーディネーターのように、個々のメンバーが持つ良いところを見つけて、どんどんプロモートしていきたいと思っています。年齢や性別に関係なく、目指したい目標に到達できるような支援はもちろん、役職が人を育てるといったこともありますから、チャンスを与えて背中を押したいですね。

既存の考えにとらわれず、常に先進的なことに取り組んでいく

私はマネージャーとして何が得意、といえることはありません。人を牽引したり、人を管理したりといったことに、本来向いているタイプではないと思っています。ただ、新しいことを企画し実行することについては、自分らしく自由にやろうとしています。社長からも「自由にやってください」と言っていただいていますが、社長のおっしゃる自由とは既存の業務を遂行し、業績を上げることだけではなく、社名にもあるようにAdvance(=前進)すること、先進的なことに挑むことだと解釈しています。だからエリアのリーダーという立場での大きな枠組みでの取組み、個々やチームリーダーから出てくる新しい企画をまずやってみる、そしてやろうとしている人を止めずに、先へ進んでいくことを大事にしたいと思います。

この会社ではたらくのは楽しいですね。結果だけではなく、プロセスにも目を向けてもらえて、さまざまなことにチャレンジさせてもらえています。そして、バリューに基づいた行動が少しずつ根付いてメンバーがどんどん開花・成長し、支えてもらっているなと感じることも増えました。東京は日本の中心地であり、やるからには先進的なエリアとして全国を牽引したい。東京エリアの総勢150名のメンバーとならそれができると感じています。共に考え、イノベーティブな企画を生み出し、これからもチャレンジし続けたいと思います。

<プロフィール>
現場に出て活躍できる業界を探してアパレルから転職し、2014年に入社。エリアリーダーとして東北、北関東エリアを担当した後、2019年から東京エリアのマネージャーとして手腕を発揮している。

※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。