株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

コーディネーターの先へ、と望む人に広がるチャンス〜新任マネージャー2名に聞く、それぞれのキャリアステップ〜

LIXIL Advanced Showroomでは、多様な人たちが公平に活躍できることを目指しています。キャリア形成においては、意欲ある人が活躍の機会を得られるよう、マネージャー職や専門職への登竜門としてのチャレンジエントリー制度が始まりました。

今回登場していただくのは、自身が長く勤めるショールームでマネージャーに昇格した藤川さんと、チャレンジエントリーによってマネージャーとなった菊池さん。2022年10月から新人マネージャーとして新たなステップを踏み出した2人に、それぞれがたどったキャリアアップの道をお聞きしました。

【藤川マネージャーの場合①】立ち上げから勤め続けたショールームでマネージャーに昇格

私は入社以来、厚木ショールームに所属しています。コーディネーターは4名で、1人のマネージャーが近隣の複数のショールームを管轄し、単独のマネージャーはいませんでした。私は立ち上げからこのショールームに勤め、入社8年目にチーフに昇格しました。その先のキャリアについてはなんとなく「次はマネージャーかな…」と考えてはいましたが、それが可能かどうかは自分では判断できなかったのが、正直なところです。私は長く勤めてきたショールームに愛着があり、ここをずっと守り続けたいという気持ちも強かったので、それをどう叶えるかが大切でした。

そんな私に、夢の叶うチャンスがやってきました。自分の勤めるショールームで、しかも単独でマネージャーに昇格することになったのです。予期せぬことで、驚き以外の何者でもありませんでした。これまでの活動を評価していただいたものと考えますが、ショールームを守りたいと思って頑張ってきたので、素直に嬉しさでいっぱいでした。もちろんプレッシャーもありましたが、気持ちも新たにショールームを預かり、メンバーを束ね、頑張ろうという気持ちが湧き上がるばかりでした。

【藤川マネージャーの場合②】プレイングマネージャーであり、みんなの士気を高めるのが最大の役割

昇格が決まったあとは、次期マネージャーのためのマネジメント研修を受けました。そこで一番印象的だったのは「チーム」というキーワードです。自分のためだけではなく、チームのためにはたらくことが会社のためにもなるというのは、深く心に刻み込まれ、マネージャーとして常に意識するものになりました。

そして、これまではチーフとして横並びで見ていたメンバーを、マネージャーとして正面から見渡し、話す立場になりました。メンバーは入社以来知っている人たちばかりですが、マネージャーとして、私に違う責任が伴うようになったことを理解してくれています。

また、お客さまに対しての仕事内容はこれまでと大きく変わっていません。全体の状況を把握しながら、必要に応じてお客さまのご案内を以前と同じようにすることもあります。社内では、チーフの時以上に深いマネジメントに関わる仕事もありますが、私自身も日々学び成長しながら頑張っています。

仕事のなかで私が最も大事にしているのは、ショールームを盛り上げることです。小さなショールームほど成果を出し、地域に必要な場所だと存在感を示す必要があります。必然的に、サポーターとしてみんなの士気を高めることが、一番の仕事といえるでしょう。「一緒に頑張ろう」というのがチーフだとしたら、今はメンバーをほめつつアドバイスも付け加え、やる気を引き出すようにしています。ベテランが多いので、新しい試みを続ける会社に応えられるよう、私自身が新しいことに率先して取り組むことも心がけています。

マネージャーになってみると、会社の変化やスピード感は以前にも増して早く感じます。しかし得られる情報も増え、さまざまな角度から考えられた施策が降りてくるのだと、この立場になって納得できました。おかげでメンバーたちにも落とし込むときにも違和感がありません。“スピード”は5つのSMILE Valuesでも私が一番大事にしていることなのですが、会社のスピードにしっかりついていき、貢献したいと思っています。

私はコーディネーターからマネージャーに、自分の在籍ショールームで昇格を果たしました。単独マネージャーがいない状況から、ポジションを作っていただいて感謝するばかりですが、それに応える貢献を「まずはやってみよう」の精神で叶えたいと思います。

【菊池マネージャーの場合①】社員の誰でも応募できる、チャレンジエントリー制度に立候補

私は子育てが一段落したのを機に、コーディネーターとしてはたらきはじめました。契約社員を経て正社員になり、異動も経験し、2つのショールームでチーフを努めています。最初のショールームは会社の新たな取り組みをトライアルすることが多く、そこでルールの作り方など、多くの経験値を得ました。2つ目のショールームでは、それまでで得たものを実践し、属人化していた業務をマニュアル化することで残業時間を減らし、生産性を高めることができました。

結果が出たことが、私に大きな転機をもたらします。メンバーにも信頼してもらい、「このショールームを盛り上げてくれた人と、もっと一緒に仕事をしたい」と言ってもらったんです。その言葉を聞いたときに、漠然としていた次の自分のキャリアが「マネージャーになること」だと、明確になりました。私を求めてくれたメンバーたちに応えるには、「いつか目指そう」ではなく「早くマネージャーにならなくちゃ!」という気持ちに変わりました。そして決意をした半年後、チャレンジエントリーという制度ができたことを知り、この機会にチャレンジしようと思い、手を挙げました。

チャレンジエントリー制度は、マネージャー職に挑戦できる制度として創設されました。制限なく社員は誰でもエントリーでき、研修を経て任命されます。私が一緒に研修を受けたのは8名。知っているチーフもいたし、初めて会う方もいました。年齢もさまざまで、これらの方々と半年をかけて全体研修をはじめ、共通課題や個人課題に挑戦し、マネジメントに必要な素養を身につけていきました。研修では今まで聞いたことがないビジネス用語が飛び交い、目が白黒したのを覚えています(笑)。そうした知識がないところからの出発でしたが、eラーニングの動画を見たりしながら、必要なことを学んでいきました。

【菊池マネージャーの場合②】キャリアアップを望むなら、ぜひチャンスを掴みにいって欲しい

マネージャーにはすぐに昇格する人もいれば、研修を受けたあとしばらく経験を積んでからという人もいるようです。私は最後の振り返り研修が終わる前に、一足先にマネージャーへの昇格が決まりました。嬉しかったですが、私がマネージャーになろうと思ったきっかけをくれたショールームから異動しなければならなかったのは複雑でした。でもまた戻る機会はあると思い、前向きに考えています。

赴任した沼津ショールームは、いわゆる、Z世代や産休からの復職者、男性コーディネーターもいてとても多彩なメンバーが揃っています。そんな仲間たちに対して、マネージャーとして私がこれまでに培ってきたものを活かし、ひとりひとりが活躍できる環境を作っていこうとしています。私はCS(顧客満足)=ES(従業員満足)だと思っているので、ワーク・ライフ・バランスを大事にした上でメリハリをつけてはたらき、楽しいと感じてもらうのが一番だと思っています。そうしたショールームこそ、地域のお客さまやLIXILの営業、業者の方々から頼られ、選ばれるはず。そしてそれがコーディネーターの自信にもつながっていくと思います。SMILE Valuesの“敬意”を根底に、やっていきたいと思います。

私は誰でも手を挙げることのできる制度を使い、昇格を果たしました。研修の初回にお話しいただいた役員の方の言葉が忘れられません。「チャンスはいつでも来るものではなく、逃したら次は来ない」というものですが、それを聞いてハッとしました。「次は来ない」というのは、それぞれの人に最適なタイミングがあるということでしょう。私は「今ならないといけない」と考えていたところにチャンスが巡ってきましたが、本当に二度とはないタイミングだったかもしれません。「エントリーして本当に良かった」と思いました。

チャレンジエントリー制度はキャリアアップを目指す、意欲のある人すべてに開かれた制度です。自分の将来に悩んでいるコーディネーターがいたら、思いきって手を挙げ、私のように自らのキャリアを切り開いていって欲しいと思います。

経緯は異なりますが、目標を持って邁進することで、キャリアアップを遂げた2人の例をご紹介しました。チャレンジエントリー制度では、今期からマネージャー職に加え、専門職であるリフォームコンシェルジュへのエントリーも可能になっています。LIXIL Advanced Showroomでは社員が公平にチャレンジし、キャリアアップが叶えられるよう、この先もさまざまな機会を提供してまいります。

<プロフィール>

藤川さん
2007年入社。立ち上げから同じショールームに所属し、2015年にチーフ、2022年にマネージャーに昇格。新しいことには「やってみよう」の精神で前向きに取り組む。散歩が趣味で、休日は2時間ほどかけて自然豊かな自宅周辺を散策。

菊池さん
契約社員を経て2014年入社。社員になってからは2ヶ所のショールームでチーフを務めた。最初のショールームでトライアル経験を重ねたため、新しいことへのチャレンジを厭わない。仕事とプライベートにメリハリをつけ、両方楽しむのがモットー