新たなはたらき方を表現した、1/3の省スペースでも機能性の高い新本社オフィス
2020年12月、これまで拠点としてきた新宿を離れ、本社機能を浜松町に移転しました。新オフィスはコンパクトなスペースの中にも開放感を備え、研修等で都心を訪れる全国の社員が活用できる場になるよう、機能性にもこだわりました。その新オフィスコンセプトについてご紹介します。
地方からもアクセスしやすく、賃料&スペースはこれまでの約1/3に
創業以来、LIXIL Advanced Showroomでは社員のはたらき方について、さまざまな施策を実行してきました。本社オフィス移転はその取組みの一つになります。2020年3月以降コロナウィルスの影響によってリモートワークが進んだ事で、本社の出勤率もコロナ前の約20%程度になり、オフィススペースにも余裕ができていました。ニューノーマルにおいても、この勤務形態が続くと考えられ、これからのはたらき方にふさわしい場所とスペースを新たに設定するため、この度の移転の運びとなりました。
新オフィスはJR浜松町駅から徒歩約1分の場所にあります。今後、社会的に移動の制限がなくなれば、全国のショールーム拠点からも社員が集まりやすい、空港や新幹線の駅、どちらからでもアクセスしやすいロケーションを選びました。在宅勤務の継続で以前ほどのスペースは不要となるため、コンパクトに機能を集約し、広さとコストを新宿オフィスの1/3まで低減するなど、本社コストの効率化も実現しています。フロアはフリーアドレスで机は可動式、大型モニターを備えた会議システムを配置し、今後は本社から全国社員への情報発信を目的とした撮影だけでなく、数十人規模の会議や研修にも活用できるようにしています。
訪れた社員すべてのコミュニケーション拠点となることを目指して
スペースこそコンパクトになりましたが、フロアは間仕切りがほとんどないオープンな空間で、旧芝離宮恩賜庭園と東京湾が目の前に広がり、窓際にはカウンターやソファコーナーも設置しており、仕事の合間に開放感のある景色を眺めて一息つくこともできます。また、フローリング調のフロア材や壁面と柱にINAXのエコカラットを使用することで、ナチュラルで居心地の良い空間づくりにこだわりました。
内装で特に目を引くのは、INAXのモザイクタイルで「Keep Smiling」の文字をデザインした壁面です。「笑顔」はLIXIL Advanced Showroomにとって大事なキーワードですが、オフィスを訪れた社員が、このモザイクアートを見ることによって、私たちのビジョンやバリューといったものに立ち返ることができるようにと想いを込めてデザインしています。
この新オフィスは、LIXIL Advanced Showroomの社員誰もが利用できる場になって欲しいと考えています。会議や研修で訪れるだけではなく、全国のショールームコーディネーターが仕事以外で東京を訪れた際にも気軽に立ち寄り、社員のコミュニケーションの場として活用してもらいたいと思っています。
今回のオフィス移転は、今の時代に合わせたはたらき方を形にしたものです。今後もさまざまな角度からあるべき姿を検討し、新しい発想を引き出し、社員がもっと笑顔になれるようなはたらき方を探っていきたいと考えています。