株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

育休や時短勤務でもキャリアをあきらめなくていい! 〜ママコーディネーターが目指す、さらなる成長とスキルアップ〜

LIXIL Advanced Showroomは、女性が多くはたらいている会社です。さらに、結婚・出産後も時短勤務で仕事に打ち込む社員は約150名。多様性を認め合い、互いに助け合う社内環境が、はたらきやすさにつながっています。今回は2人のお子さんを育てながら資格取得を目指すなど、スキルアップも怠らずに努力されている、沖田さんに登場していただきました!

気持ちが軽くなった「大丈夫、問題ないよ」というショールームマネージャーの言葉

私は入社後に2人の子どもを授かり、2度の産休や育休を経ながら、現在は時短勤務ではたらいています。転職してコーディネーターになりましたが、その理由は好きだったインテリアや住宅設備を「もっと深く学びたい」と思ったから。興味のある分野の知識を得られる楽しさ、そして私の接客で悩んでいたお客さまの表情が晴れたりすることに、大きなやりがいを感じていました。手応えを感じられる仕事だからこそ、長くはたらき続けることが入社からの希望でした。

最初の子どもを授かったのは、入社して間もない頃です。うれしいのは当たり前ですが、まだ新人という気持ちだったので、お休みをいただくのはうしろめたさや不安もありました。「仲間に負担がかかってしまったら申し訳ないな」「みんなが頑張っている間に、居場所がなくなってしまいそう」と、ネガティブな感情が押し寄せました。でも、ショールームマネージャーに報告すると、「ぜんぜん大丈夫。問題ないから休んで」と温かい言葉をかけていただき、気持ちが軽くなったのを覚えています。「戻れる場所があるんだ」と思えたことで、ひとまずはホッとしてお休みに入ることができました。

温かく理解してくれた仲間と職場のおかげで復帰のハードルも下がる

無事第一子の長女を無事出産しましたが、休んでいる間の不安がゼロだったかといえば、そうではありません。「大丈夫」と言ってもらっていても、「居場所がなくなりそう」という不安はずっと抱えていました。でも私も初出産で、深く考えている余裕はありません。会社の制度をありがたく思いつつ、希望時期に保育園へ入園させるための活動、いわゆる“保活”も行い、0歳児から預けられる保育園にご縁があり、比較的早く仕事に戻ることができました。復帰するとみんなが温かかく迎えてくれ、周囲に助けられながら仕事に馴染んでいきましたが、“戻れる場所”がちゃんとあったことへの安堵感は大きなものでした。

第二子の長男はコロナ禍の直前出産で、保育園がなかなか決まらず、予定よりも復帰が遅れる事態に。でもショールームに説明に行ったら、このときもみんなが理解してくれて、ありがさが身に沁みました。また、二度目の育休中は自分にも余裕ができ、スキルアップのために、福祉住環境コーディネーターの資格の勉強も行っていました。先がどうなるか見えない状況でもありましたが、仕事から気持ちが離れすぎないようにと心がけることで、自分を落ち着かせていました。

復帰前のコツとしては、職場とコミュニケーションを取ることは大切だと思います。ときどきショールームに顔を出してみんなと話していましたが、変化の早い会社なので今どんな施策があるのか情報収集をしておくことで、復帰時のギャップも少なかったですね。

子どものいる生活を経験し、商品提案や説明にも実感がこもるように

現在は時短勤務中ですが、私が在籍するショールームは私の他にも時短勤務者が5名おり、この先も増える予定です。母親同士、気持ちがわかるし助け合えているので、非常に助かっています。長くはたらいている人が多いショールームなのですが、休んでいる間に後輩が成長していたことは頼もしいばかり。助けてもらうこともよくありますが、触発されて「私も頑張ろう!」という気持ちになれています。

肝心の仕事については、時短勤務では限られた時間をいかにうまく使うか、ということに尽きます。気がついたら1日が終わっているというほど必死で、細かな記憶がないほど(笑)。でも時間がかかるものは後日に回し、無理してミスが出ないようにしています。その代わり、夫が休みで家にいてくれる日は、時間を気にせず仕事に集中し、以前よりメリハリを持ってはたらけているかもしれません。会社の制度としては一通り整っていますが、ぜいたくをいうなら、今後、家庭の状況により日によって「在宅」と「出社」をフレキシブルに選択できるようになると、より働きやすくなるのかなと思います。

ママコーディネーターになって接客にいい影響が出た部分もあります。それはお子さんのおられるご家庭の事情に、実体験から寄り添えること。「私だったらこんな設備があればうれしい」と、自分の心情を交えて伝えることで、共感していただきやすくなりました。実際、子どもがいる生活を経験してみると、以前と商品の見方もガラッと変わり、話す内容にリアリティが増したように思います。オンラインショールームについても、子どもがいると家から出にくいことがわかるので、「お子さんのお昼寝されている時間にご利用はいかがですか」と自然とご案内するようになりました。こうしたサービスが提供できる会社であることも、誇らしいと思います。

社会的には男性の育児休暇も広がってきていますが、LIXIL Advanced Showroomも男性コーディネーターが増えてきており、ぜひ取得して子育てを経験して欲しいと思います。育児の現場を知ると、商品の見方や提案方法も変わり、説得力が増すはずです。男性目線で新しい提案ができれば、それもLIXILショールームの強みになると思います。

人生経験を積むほど、コーディネーターとして成長できる

入社した頃は、「コーディネーターは若い人がやる仕事かも?」というイメージがありました。長く続けたいけれど、実際に可能かどうかというところには疑問があったんです。さらに、子どもを産んでもはたらき続けられるだろうか、ということは、私だけではなく多くの女性が感じている不安だと思います。

でも、育休や時短勤務でキャリアをあきらめなくてもいいのが、LIXIL Advanced Showroomという会社です。私もここまで、心配や不安はもちろんありました。でも心配しすぎることはないな、というのが正直なところです。コーディネーターは社会経験が長く、多様なほど、提案の範囲が広がります。毎日の生活が多くの気付きに満ちているんです。この会社は多様性を認め合い、はたらき方の選択肢もあります。研修も豊富で、本人の意識次第でいくらでも成長できます。私は資格取得にも挑んでいますし、ショールームを改装する際の展示替えの商品担当という、責任ある仕事も任せてもらえ、とても充実しています。もちろん、一人ではできないこともありますが、周りのサポートも手厚く、頼れる仲間がいるということが何より心強いです。これから育休に入る人や、また子育てしながらはたらいている人たちは、生活すべてが活かせる経験だと思って仕事に戻る、あるいは励んでいけば成長を叶えられると思います。

私自身は、コーディネーターとして知識やスキルをもっともっと深めるのが目標です。やってみたいのは、リフォームコンシェルジュの仕事。建築知識や法制度等、豊富な知識が必要なスペシャリストなので、より深く、幅広くお客さまをサポートすることができると思うからです。この会社で実現できることは、まだまだあると思います。家庭を大切にしながら、仕事にも打ち込んで、自分の将来を形作っていきたいと思います。

【沖田さんの時短勤務スケジュール】

6:20 起床
6:30 長女を起こし、身支度や朝食。夫と長男は時間差で起床、朝食
7:40 娘と一緒に家を出て、小学校へ途中まで一緒に登校
9:15 ショールーム到着
9:30 始業
15:30 時短勤務者の接客はこの時間まで。その後1時間はデスクワークに集中
16:30 勤務終了。地元駅に戻り、息子の保育園のお迎えへ
19:00 帰宅
22:00 食事や身の回りのことを終え、子どもの寝かしつけと同時に家族全員で就寝

<プロフィール>
2014年入社。子どもができてからは食洗機の利便性を認識し、説明にも熱が入るようになった。インドアタイプで休日は家でごろごろするのが好きだが、今は子育てや家事に集中。その分、好きな読書は通勤時間を利用して楽しむなど、時間の使い方に工夫する日々を送る。

※2022年5月現在
※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。