株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

コーディネーター時代の「あったらいいな」が、新人研修に活きる!コーディネーターを経て本部職で活躍する栗田さんの挑戦

LIXIL Advanced Showroomには、コーディネーターがさまざまな仕事へと挑戦できる社内公募制度があります。ショールームでの接客経験を重ねるうちに、他ポジションでの仕事に興味を持った人が立候補し、新たなフィールドで活躍する機会が少なくありません。
今回は、コーディネーター経験後、社内公募に立候補ののち人財育成部へと異動した栗田さんにお話を聞きました!

相手の立場に立ち、細かな配慮と提案を

人が生きていくうえで必ず必要となる衣食住のなかで、最も長く人生をともにする住宅に関する仕事がしたいと思い、2015年にLIXIL Advanced Showroomへ新卒入社しました。オーダーメイドのようにそれぞれの理想を叶えるためのご提案ができることも、コーディネーターの仕事に興味をもった理由のひとつです。

コーディネーターとして意識していたのは、何事もお客さまの立場に立って考えること。一人ひとりの理想の暮らしを実現するには、お客さまの気持ちを理解することが何よりも大切です。そのためにも、私自身がお客さまに興味を持ち、親身になってお話を伺うことを心がけました。

その心がけによって、接客後のアンケートでお褒めの言葉と「友人・知人にLIXILを勧めたい」という項目で満点をいただき、CSアワードを受賞することができました。そのお客さまは、壁付型から対面型へのキッチンリフォームをご検討中でした。お客さまの立場に立つことを徹底してヒアリングを重ね、「手元が丸見えになるのは嫌だ」「収納力を高めたい」などのご要望にひとつずつ応えながらご提案をした結果、「すごく良い提案をしてもらったのでこの内容でリフォームを決めました」といったうれしいお言葉をいただくことができ、自信につながったと感じています。

新人育成に携わりたいという思いから、社内公募に立候補

5年半ほどの期間コーディネーターとして働くなかで、いろいろな役割を担当させていただきました。CS担当として、ショールーム内でのCSの高い接客への意識付けに注力したり、エリアで開催されるロールプレイング大会で私たちが考えるCSの高い接客を実演し、他のショールームの方に見ていただく機会もありました。キッチンスペシャルコーディネーターとして、おすすめ商品である『リシェルSI』をお客さまに採用いただくための全国研修に参加し、学んだ接客ノウハウをショールームに持ち帰って共有した経験も、成長につながったと感じています。

そして、最後に所属したショールームで新人育成に携わることになったことが、大きな転機になりました。伝え方を工夫したり、ロールプレイングの相手をしてフィードバックをしたりするなかで、私自身も新たな気付きを得ることが多々あり、一緒に成長できたことへ喜びとやりがいを感じたのです。そこで、もっと深く、たくさんの新人さんの育成に関わってみたいと思っていたところ、社内公募で人財育成部の募集があり、立候補しました。ショールームで経験させていただいた役割や心がけ、そして新人育成に携わりたいという熱意をアピールした結果、採用いただくことができ、2020年の11月に人財育成部へ異動しました。

LIXIL Advanced Showroomには、私のようにコーディネーターから本部職に移る人も少なくありません。自分のキャリアを考える機会が定期的にあり、誰でも平等にチャレンジできる環境があります。

コーディネーター時代の「あったらいいな」を実現

人財育成部では、新人研修の企画や運営、社内で活用されている学習ツールの情報更新や管理などを担当しています。

新人研修では、基本の接客スキルや商品知識、社内システムの活用方法などをレクチャーしています。私自身が講師として登壇することもあり、より理解を深めていただくための表現方法や、研修プログラムの構成など、試行錯誤を重ねているところです。ここでも、新人のみなさんがどんなところを不安に感じているのか、何が知りたいのかなど、相手の立場に立って想像する力が役立っていると感じます。

コーディネーター時代に「こんなことを学べる機会があったらうれしいな」と思った経験から、新しく研修を企画することもあります。最近では、iPadを使った接客についての研修を立ち上げました。以前はiPadの活用法を研修として教わる機会がなく、それぞれのショールーム内で探り探り接客に取り入れていたのです。そこで、デビュー前の段階できちんとiPadの活用法を教わることができれば、各ショールームでのiPad接客がもっとスムーズに浸透していくのではと思い、2021年の7月に新たに研修を開始しました。

完成形がない研修というものを0から作ることに難しさを感じる毎日ですが、人財育成部内で意見を出し合いながら、新人コーディネーターのみなさんが自信を持って接客に臨むための育成に携われることに、面白さを感じているところです。研修後のアンケートで「不安が解消できた」「自信につながった」「学んだノウハウをさっそく明日から取り入れたい」などのコメントをもらえることも、大きなやりがいへとつながっています。

スピード感をもって、いま必要なことを、旬の状態で届けられるように

これからも、新人さん全員が、入社後4ヶ月目に無事にコーディネーターとしてデビューするためのサポートへと尽力するとともに、気軽に助けを求めてもらえる存在になっていきたいと考えています。研修後にも、不安なことや気になることがあれば、社内のチャットやメールを使って、ぜひ頼ってくださいね。「こんな研修があったらいいな」「もっとこれを教えてほしい」など、意見やアイデアも大歓迎です!

LIXIL Advanced Showroomは、スピード感のある会社です。お客さまのニーズに応えるために、組織や運営のあり方も柔軟に変えられるくらい、変化を恐れない風土があります。人財育成部としても、いま必要とされていることを、すぐに提供できるよう、研修の組み立てや改善にスピード感を持って取り組んでいきます。私個人としては、今後は自分が触れてこなかった新しい社内システムの研修などにも関わる機会が増えていくと思います。社内SNSの『Workplace』なども活用しながら、積極的に各ショールームの取り組みなどの情報を集め、スピード感を大切に、勉強を重ねていきたいです。

<プロフィール>
2015年4月にコーディネーターとして新卒入社。3つのショールームでの接客経験を経て、社内公募に立候補ののち2020年11月に人財育成部へ異動。新人研修や社内向け学習ツールの運用に携わる。インテリアショップを見るのが好き。