多様な働き方が可能な環境づくりに取り組んでいるLIXIL Advanced Showroomでは、60歳を越えても意欲のある人に、働ける環境を用意しています。コーディネーターとして中途入社し、現在はリフォームコンシェルジュとして活躍している嘱託社員に、これまでのキャリアや働き続ける喜びについてお聞きしました。

西藤さん（リフォームコンシェルジュ）

コーディネーターという、年齢に関係なく成長できる仕事に出会えた喜び

私はLIXIL統合前のTOSTEMへ派遣社員として入り、その後コーディネーター、チーフコーディネーターを経験したあと、LIXIL Advanced Showroom設立後はショールームマネージャーも経験させていただきました。可能なうちはずっと働き続けたいと思っており、60歳を過ぎた今は１年ごとに契約更新する嘱託となり、リフォームコンシェルジュとしてリフォーム相談に乗っています。

コーディネーターになったのは、子育てが一段落した40代。初めて経験する業界であり仕事でしたが、人と接することが好きだったため、お客さまに深く関われる仕事はとても魅力的に感じられました。建築知識や商品知識など覚えることは多く、経験のない自分にできるかどうか、最初は不安だらけでした。でもそれ以上に、この年齢になっても新しいことを覚え、成長する感覚を味わえることが楽しくてたまりませんでした。取り組みに対して一つ一つ違う結果が出てくることが面白く、年齢に関係なくできる仕事に出会えたという喜びもありました。さまざまなご希望を持ったお客さまが来館されますが、ご案内するうちにふとお客さまがこちらに意識を向けられ、一体感を得られたときは最高の気分になれます。それを何度でも味わいたくて、日々前向きに過ごすうちに、チーフやマネージャーといった、自分でも想像していなかった立場まで経験させていただくことができました。

60歳を過ぎてもまだまだやりたい！と、嘱託としての働き方を選択

中途入社でしたが、ショールームマネージャーまで経験させていただいたことで、個人の頑張りで得られる充実感だけではなく、広い視野を持ち、ショールーム全体で成果を出していく喜びも味わうことができました。私のような年齢や経歴でも、頑張れば認められ、キャリアアップを果たしていけるのがLIXIL Advanced Showroomの良さだと思います。

定年が近づく中、体力も十分でLIXIL Advanced Showroomの仕事は年齢に関係なくできると感じていたので、上司に嘱託としての道を提示してもらったのは、願ってもない話でした。嘱託になるにあたっては、これまでのキャリアや人生経験をより生かせる役割への転換がベストだと考え、リフォームコンシェルジュへと転身し、現在に至ります。リフォームコンシェルジュはコーディネーターによる商品紹介とは違い、リフォームに関するお困りごとなどに対するアドバイスや、業者さまとのマッチングがメインになります。リフォームはマニュアル通りにいかない部分が多く、お客さまのお悩みを的確に把握しなければなりません。だから「リフォームを迷っていたけど、背中を押してもらって良かった」等、お客さまの喜びの声を聞く瞬間は、幸せでたまりません。むしろ、お客さまのそういう声によって、自分も励まされているといえますね。

多様な人が働ける会社だから、意欲が続く限り頑張りたい

私は人が好きで、お客さまと接客を通じて共感を得られることが楽しくて、この仕事を続けてきました。数多くの方と出会うこと自体が大きな魅力でしたが、結果が出ることで成長を実感し、視野が広がり、考え方も変わっていきました。年齢や性別に関係なく、活躍できる環境がLIXIL Advanced Showroomにあったおかげだと思います。それに、いくつになっても勉強できる喜びを感じられ、もっと成長したいと意欲がわき続けるのも働いていてこそですね。

現在は私の経験を少しでも若手のコーディネーターに伝えられたらと思い、何かあれば相談に乗っています。私のキャリアを参考にし、目指してもらえるところがあると嬉しいですね。LIXIL Advanced Showroomでは働く人の多様性を大事にしていますが、年齢に関わらず活躍できることを、私の存在が証明していると思います。嘱託の人数は全社ではまだ多くはありませんが、意欲があれば問題なく続けられると思います。若い人たちには負けない気持ちでこれからも頑張っていきますが、同じような志を持ったシニアの仲間が増えることを期待しています。

＜プロフィール＞
2007年入社。コーディネーターを経てそのエリアで最初の女性ショールームマネージャーにも抜擢された。人間観察が好きで、お客さまと自分の共通項から会話を広げていくのが得意。