株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

お客さまから指名を受け、共に歩んでいけるのは最高の喜び

LIXILショールームでは、全国で約1,500人のコーディネーターが活躍しています。個性豊かで特徴もさまざまなコーディネーターをぜひみなさんにも知っていただき、身近に感じていただくために、各地のコーディネーターを紹介していきます。今回は中途入社し、中堅の男性コーディネーターとして活躍している八木さんにご登場いただきました。

覚えるのも教えるのも難しい仕事。でもできたときは最高に嬉しい

前職は飲食業で主に接客を担当していました。お客さまと話をすることが何よりの楽しみでしたが、料理を提供する時だけでは、深い会話まで発展させるのは難しいことです。お客さまをもっと深く広く知り、また接点を持てる仕事を探した結果、ショールームコーディネーターという存在を知りました。住宅設備はまったく未知の世界でしたが、だからこそチャレンジしてみたい気持ちが高まり、この業界へと飛び込みました。

入社当初はやはり商品知識や建築の基礎を覚えることに四苦八苦でした。接客自体は経験も長かったので立ち居振る舞いには自信を持てましたが、商品案内のロールプレイングでは改善点も多数。お客さまにしっかり対応できているというレベルに達するまでは、1年ほどかかりました。また、最近では後輩の育成も行いましたが、覚えることの多いコーディネーターは、指導することもまた難しいものでした。新人さんは緊張してしまいがちですが、大事にしていたのは「お互い思いやり精神を持っていこう」という考え方。教える方も教わる方も互いに相手のことを考える気持ちを持つことで関係が良くなり、教えたこともいい形で見えるようになっていったと思います。その新入社員さんも1年経って立派なコーディネーターとして活躍していますが、そんな姿を見るのもまた楽しみです。コーディネーターは自分が学ぶことも、人に教えることも大変ですが、それでも懸命にやれば確実に成果が上がっていくことがやりがいでもあります。

お客さまに頼られ、指名される喜びは格別

コーディネーターとして私の強みだなといえる部分は、お客さまがご夫婦で来られた場合、両方の立場に立ってサポートができる点だと思います。住宅設備は奥様のこだわりが強い場合が多いのですが、私は飲食店で調理場に立っていた経験もあるので、キッチンについては使い勝手などで細かい部分のアドバイスが可能です。また、ご主人に対しては、同性の目線からの意見も言えるので、頼りにされることも少なくありません。どちらの意見も取り入れて最適な提案ができたときは、充実感も高まります。

コーディネーターになって6年ですが、お客さまに接し、今後思い描く暮らし方についていろいろなお話をすることが一番楽しい時間です。もちろんいつも完璧ではありません。お客さまの様子を見てニーズを見極めた上でご案内をしていきますが、接客が上手くいく時もあれば、思っていたように伝わらなくて努力不足を感じることもあります。でもそれを繰り返し、相手に響いたときはやはり最高の気分です。最近では自分を目当てに来館してくださるお客さまもいて、「八木さんが空いている日に」とご予約を入れていただくと、一緒に歩んでいる気がしてコーディネーター冥利に尽きます。そうやって関係ができたお客さまとは打ち解けていろいろなことを話し合えますが、施工された後、現場写真を見せていただいたりすると、お客さまと最初にお会いした時からの道筋を全て見られる気がして、感無量になります。

対・お客さまのスペシャリスト、そして更にはマネジメントを目標に

私の在籍するショールームはエクステリアも扱っているため、LIXILショールームの中でも幅広い知識を身に付けられますし、だからこそやりがいも大きく感じています。上司との距離も近く、話しやすい環境にあるので、課題や提案について真摯に向き合い、話し合うこともできます。コーディネーターの立場から声をあげ、ショールームをより良くしていくことができるのは、この会社の良さだと思っています。お互いを尊敬し助け合おうという雰囲気があるので、人間関係をしっかり築きながら成長していける環境があると思います。

個人的なビジョンとしては、二つのことを考えています。一つは、対・お客さまのスペシャリストとなることです。お客さまとの接点があるショールームでのご案内にこだわりがあるのですが、現場だけではなく、コーディネーターを指導するトレーナーになって、間接的にお客さまに関わるというのも選択肢の一つだと思いますし、その集大成として男性初のスペシャルコーディネーターを目指すことも目標にしたいと思います。もう一つのビジョンは、お客さまに対するスペシャリストとなった暁には、マネージャーやチーフといった、マネジメントを目指すという道です。チームを作るという仕事にはやりがいを感じますし、現場を経験した上でそうした役目につくことで、下の人たちに伝えられることもたくさんあると思っています。目指すビジョンを叶えるため、日々の接客をしっかりとこなしながらショールームに貢献し、まだまだ大きく成長していきたいと思います。

<プロフィール>
2015年中途入社。飲食での接客や調理経験があり、接遇に関しては丁寧さに定評がある。後輩にも男性コーディネーターがおり、指導役も担っている。

※2021年2月現在、ショールームでは新型コロナウィルス感染症防止のため、コーディネーターはマスクの着用、ご案内時のお客さまとの一定距離の確保、消毒液を使用したこまめな館内清掃など、感染症対策を講じて営業を行っております。