株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

エリアトレーナーの中でインフルエンサーとなれるよう、私らしく見せながら発信していきたい〜エリアトレーナーインタビューvol.2石渡香奈子さん〜

会社の施策や業務効率化に関することを、担当エリアのショールームで展開し、自らも率先してお手本となりながら浸透させていくエリアトレーナー。ショールームマネージャーやチーフとも一緒になり、施策の定着を目指します。

そんなエリアトレーナーの仕事の中味や想いを聞く第二弾として、会社が推進するオンラインプロジェクトにも携わる、石渡さんにご登場いただきました。

担当ショールームに加え、会社のオンラインプロジェクトでもトレーナーとして活動

エリアトレーナーとしての私の仕事は、大きく2つあります。まず担当エリアの7つのショールームに対する、会社の施策や業務効率化手法の展開と浸透という、基本の業務です。コロナ禍以前は定期的に各ショールームを訪問していましたが、今はほとんどオンラインでの活動に切り替わりました。画面越しでも興味や意欲を引き出せるよう、モチベーションの向上につながるやり方を考えていますが、最近活用をはじめたのが、SMILEポイントという仕組みです。これは社員がバリューに沿って行動し、成果を出したときにスマイルポイントを送るというもの。SNSで「いいね」をもらうとうれしく感じますが、それと似たような感覚ですね。ポイントを送りあって互いを尊敬しあう文化を育てようと導入しましたが、日頃のコミュニケーションでも活かしていきたいなと思っています。

また、会社が進めるオンラインプロジェクトでも役割を担っています。LIXILショールームでは、積極的にデジタル化を進め、お客さまが自宅からアクセスする「オンラインショールーム」も定着してきました。ほかにも、ショールームに来られたお客さまが、オンラインで別のショールームのコーディネーターと話す、あるいはホームセンターの店頭からショールームにアクセスするなど、さらにオンラインの選択肢を広げつつあります。こうした動きに対し、プロジェクトではオンライン担当のコーディネーターに対する施策の推進を行っており、私は立ち上げ期にオンライン接客などの研修を担当しました。今も他のエリアトレーナーと共同でCS向上委員会へ参加し、タブレット活用について担当者との話し合いや情報発信もしながら、プロジェクトの推進について、議論や工夫を重ねています。

デジタルが不得手だったからこそ、親しみを感じてもらいたい

私は派遣としてLIXILショールームのバックサポート職としてはたらきはじめ、その後コーディネーターになり、今に至ります。もともとは受け身な性格で、エリアトレーナーの内示を受けたときは驚きしかありませんでした。ただ、「やらせてもらえるのならやってみよう」「やってみないとわからない」と感じ、挑戦することを大事に今の業務に取り組んでいます。

実は、会社が熱心に取り組んでいるデジタル化については、本来の私とは程遠い世界です。プライベートではデジタル機器にはまったく興味がなく、スマートフォンは電話とメールをするだけ、パソコンもほとんど使いこなせずに過ごしてきました。そんな私がエリアトレーナーとなり、パソコンやタブレットを駆使して、今ではオンラインミーティングを開催したり、新しいアプリケーションを試したり、さまざまなデジタル化の推進をしているというのだから、びっくりですよね。でも、何事もチャレンジです。「やってみよう」の精神が私を前に進ませてくれていると思います。

でもそのような私だからこそいいのかな、と思える部分もあります。全国を見渡せば、かつての私と同じように、デジタル化への戸惑いや、タブレットの操作に苦手意識を持っているコーディネーターは少なからず存在します。でも私がデジタルとは程遠い生活をしていたからこそ気持ちを理解できるし、寄り添えます。私自身がやり方を見せることで、そういう人たちを勇気づける存在になれるといいなと思います。

感謝と敬意を持った活動を通し、コーディネーターの成長につなげたい

エリアトレーナーとなって2年ですが、周囲から見られる存在なので、いかにお手本として影響を与えられるかが大事だと思っています。任命された当初は尊敬していた先輩エリアトレーナーのようになれるとは思えず、プレッシャーがありました。でも今は自分らしいやり方で伝えていくことを意識しています。例えば、社内にはインフルエンサーや、マスターインフルエンサーという存在がいて、コーディネーターであれば、自分たちの取り組みや事例の共有等、さまざまな情報を社内に発信して活躍しています。私が目指すのは、エリアトレーナーの中のインフルエンサーになることです。エリアトレーナーは施策を皆に浸透させるために、自身が接客に出て率先して施策を展開し、見本として見せることも重要な役目です。そこには成功もあれば、うまくいかないこともあると思います。しかし、まず自分がやってみる姿勢を大切に、事例を積み重ねて、他のエリアトレーナーの参考にしてもらえるような手法を広めていける存在になりたいですね。

そして、最終的にはそれをコーディネーターが実践し、結果を出してもらうことが目標です。エリアトレーナーとしてうれしいのは、なんといっても「教えてもらったことをやってみたら結果が出ました」「お客さまからこういう反応がありました」と、報告をもらえるとき。コーディネーターの出した成果を、全力でほめるときもまた、なんともいえずうれしいんです。互いの間にある敬意や感謝が実感できる瞬間でもあります。私もうれしいし、コーディネーターもうれしい、そんな幸せを日々みんなで感じられるよう、これからもがんばりたいと思います。

<プロフィール>
2014年、コーディネーターをサポートするバックサポートとしてはたらきはじめ、4ヶ月後にコーディネーターとして正式入社。3ヶ所のショールームでの業務を経験したのち、2019年よりエリアトレーナーに。

※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。