株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

マネジメントの想いvol.4-ショールームのメンバーにチャレンジの機会を与え、「先進的で革新的なソリューション」で先頭を走る

各地域のショールームを導くエリアリーダー(エリアマネージャーから改称)の想いを語ってもらうシリーズ、第4回は会社立ち上げ時からマネジメントやプロジェクトで手腕をふるい、現在は関西エリアで活躍する久保晋一エリアリーダーにお話を伺いました。常に新しいミッションに挑み、スピーディにショールームのメンバーとともに新しいものを作りあげる、LIXIL Advanced Showroomのフロントランナーです。

ショールームメンバーにチャンスを与え、サービスを共に作っていく

私は現在、関西でエリアリーダーとして活動し、2府4県の12ショールームを統括しています。これまでも数年単位で東京と関西を行き来してエリアをまとめ、また本部在籍時は、各種のプロジェクト責任者も努めてきました。

エリアリーダーには会社の施策をエリアに浸透させるという役割がありますが、私の場合はそれをやりつつ、新サービスや仕組み作りといったことを、ミッションとして与えられることも多いんです。例えば、オンラインショールームも最初に実験的な試みとしてやってみましたし、夜間営業のナイトショールームの立ち上げも行いました。最近では玄関・窓リフォーム商品専門のオンラインチームを作り、非常に好評です。何かを作り出すにはスピードや馬力が必要ですが、常に新鮮な気持ちになれるので、そういった仕事は好きですね。

そして何かを生み出すときは、ショールームのメンバーとともに作っていきます。関西のメンバーたちは能動的で取り組みに対して立ち上がりが早いので、実験的なことがやりやすいエリアです。メンバーにある程度の権限を移譲し、自身で考えつつ実行していってもらうようにしていますが、メンバー自身もショールームやメンバーの個性に合わせ、自分たちで作っていくのは、やりがいも大きいと思います。私がすべて指示するのではなく、それよりも権限を与えて主体的に動いてもらう方が、良いサービスへと仕上がっていきますね。私はそこで大きな視点でリスクマネジメントをしながら、メンバーのチャレンジをたたえます。ときには失敗もありますが、それを失敗とは表現しません。「とにかくよくやったね」と、まずはチャレンジしたことをほめ、「エラーがあったからこれを解消していこう」と前向きな言葉をかけることを常に考えています。

会社の文化が育ちつつある中で、メンバーに「目的」と「ゴール」を理解させる

 二度目の関西に来て約1年が経ちますが、この1年で社員一人一人が大きく成長した実感があります。コロナ禍で会社もさまざまな変革を余儀なくされましたが、SMILE Valuesが浸透し、LAS2025VISIONなど、会社から道標がしっかり示されたことで、メンバーもぶれることなく、変革を楽しんでくれているような感覚があります。いち早くオンラインに取り組んだだけではなく、最近はオンラインとショールームでのリアル接客のハイブリッド化が進み、さらにサービスも進化しています。メンバーたちも新しいことに取り組み続けていくことで、「自分たちのやっていることは、業界をリードしているすごいことなんだ」と実感できてきて、自信になっているのではないでしょうか。会社の創業から9年が経ちましたが、LIXIL Advanced Showroomという会社として成熟し、 “これが私たちの文化なんだ”、と実感できるものが、メンバーの中にもできてきているように思います。

とはいえ、マネジメントの難しさはもちろんあります。関西エリアは250名以上のコーディネーターが在籍しているので、全員にすべてのことを完全に理解してもらうことは簡単ではありません。日頃はショールームマネージャーやチーフとコミュニケーションをはかっていますが、ショールームに行って朝礼や終礼などでみんなに話すときは、「目的」と「ゴール」について、自分の考え方を自分の言葉で伝えるようにしています。大切なのは「目的とゴールの共有」ではなく、「目的とゴールの理解」のために、説明し続けることです。「目的」と「ゴール」が何なのかを伝えつつ、進捗を共有して理解させるのがリーダーとしての責任です。10を目指すときに突然5に飛ぶということはありません。コミュニケーションを大事に、1から一つ一つ振り返りつつ、点・線・面・立体という風につながっていくのだということを伝えていくことが、地道ではありますが最短の道だと思います。また、会社の短期方針と長期方針についても混同しがちなメンバーが多いのですが、分離して理解できるように導くことも同様です。でも、いくらいいことを言っても、きれい事だけでは通用しません。ときには本音でも話をしています。

持ち味のスピードを活かし、これからもチャレンジを続けていく

私は先進的で革新的なソリューションを武器にして、常に他をリードするエリアマネジメントをしていきたいと思っています。特にスピードは私の持ち味だと思うので、常に速さを意識して企画や施策を実行していきたいですね。新しいことにどんどんチャレンジする分、メンバーに求めるレベルも高いのですが、皆ビジョンやバリューへの共感は高く、自身の成長についても意欲的で、頑張ってくれています。私がリーダーとして絶えず伝え続け、またLAS2025VISIONやSMILE Valuesに沿った行動を取り続けることが、皆の成長を促し、エンゲージメントを高めることにもつながっていくのかなと思っています。

成長のために欲をいうと、コーディネーターたちには仕事以外にも趣味など、たくさんの「アソビ」を持って欲しいですね。みんな真面目で仕事に一生懸命なのですが、仕事以外で人と接点を作れば視野が広がり、お客さまとの会話も変わってくると思います。私はプライベートもしっかり楽しむ派なので、メンバーも自分の世界を広げ、豊かで多様なライフスタイルを築いていってくれれば、仕事にもいい形で反映されていくはずです。

この仕事の好きなところは、会社から権限を与えてもらい、エリアリーダーとして好きなことにチャレンジできていることです。全社に波及させるようなサービスを作るのは責任も大きいけれど、トライ&エラーを繰り返して結果を出せばいいと思い、取り組んでいます。多少失敗しても、めげずに次に挑んでいく気持ちが大事です。この会社は実力主義で、成長をしたい人にはそのフィールドがあります。でも、この会社でいう実力のある人というのは、ミッション・ビジョン・バリューに基づいた行動を取り、結果を出せている人のことです。社内を見渡してもこれが体現できている人は、人間としての厚み、考え方の厚みがある方だと感じます。私も日々これを意識し、この先もマネジメントに取り組んでいきたいと思います。

<プロフィール>
会社の立ち上げ時から担当エリアのマネジメントで存在感を発揮。趣味はバイクで、最近はカメラやソロキャンプなどにも興味を持っている。好きなものを通して多様なコミュニティの人と接し、視野が広がり新鮮な感覚を得ることを楽しみとしている。

※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。