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コーディネーターのお仕事拝見!スペシャルコーディネーター・酒井さんの1日〜後編〜

コーディネーターが具体的にどのようにはたらき、1日を過ごしているのかをご紹介する、スペシャルコーディネーター・酒井さんの1日密着レポート。前編ではフリーのお客さまに対し、リフォームコンシェルジュと連携した接客を行った酒井さん。お昼の休憩を終え、気分新たに午後の仕事のスタートです。

こんにちは、スペシャルコーディネーターの酒井です。前編に引き続き、私の1日を通してコーディネーターのお仕事内容をお伝えしていきます。ランチ休憩までをお届けした前編に続き、後編は午後のお仕事についてレポートします。

<前編はこちら>

12:50 ショールーム入口で、ご予約のお客さまのお出迎え準備

午後の最初にご予約のお客さまがあったので、お昼の休憩を終了とともに、事務所で手早く用意し、お客さまをお迎えする準備に入りました。とはいっても、お客さま情報を確認し、タブレットを装備するだけ。昔は紙の資料がたくさんありましたが、今はペーパーレスとなり、接客はタブレット一つですべての作業が完了します。いろんなロスがなくなり、とても便利になりました。

そしてご予約時間の10分前には、入口でお出迎えのためにスタンバイします。

13:00 「お待ちしておりました!」ご予約のお客さまの接客スタート

 今日のお客さまは新築で、1棟分のご案内です。2ヶ月ほど前に初回の来館があり、今回は2回目のご来館。家づくりの進捗も確認しながら、前回決めきれなかった部分のご案内をしていく予定です。前回はまだ着工前で、設備の細かい部分もはっきり決まっていませんでした。オプション商品の導入についてもイメージできていないご様子だったので、そこをもう少し具体的にするのが今回の目標です。家づくりはほとんどの方が初めての経験になるので、細部がぼんやりと定まっていないことはよくあります。そこで私たちはヒアリングをしながらどのような暮らしをしたいか、お客さまの想像が広がるように展示を見て回り、「この商品はこんなふうに使えますよ」「こんな部分が今より便利になりますよ」とご紹介していきます。

お話を伺うと、既に着工はしたとのこと。今回はキッチンや浴室についてさらに詳しく商品をご紹介しました。見えない部分をどう伝えるかも大事です。例えばキッチン収納では、10キロほどの米入りバケツを収納した引き出しを引いてもらいました。ほとんど重さを感じることなく引き出せて、お客さまはびっくりのご様子。こうした体験は、リアルなショールームならでは。私はキッチン担当をしているので、お客さまに展示で感心していただいたときは、「この商品の良さが伝わったかも!」と、ちょっと嬉しくなります。商品は見せ方や伝え方で印象が変わるので、より具体的に使い方が想像していただけるよう、今後も思いついた工夫を取り入れていきたいです。

その他、お客さま自身も、変更点や聞きたい部分について質問をまとめてくださっていました。その結果、洗面台は違うシリーズに変更し、また浴室はもともと決めていたシリーズに、オプションをプラスすることになりました。2回目ということもあって、進行はスムーズ。初回であやふやだった部分は、だいたい決めることができました。最後に、この先気になることが出てきた場合は、気軽に利用できるオンラインショールームが便利だとお伝えし、接客は終了となりました。お客さまを出口までご案内し、最後まで笑顔でお見送りします。お客さまがご満足された様子だったので、私の心も温かくなりました。

15:00 デスクで事務作業に集中

事務所に戻り、今日のお客さまの情報入力をはじめとする、事務作業を進めます。個人情報登録、議事録の作成、プラン作り、そしてそれが完成したら送付処理など、私たちの仕事にはデスクワークもたくさんあるんですよ。特に新築だと商材が多いので、その分作業も増え、見積もりやプラン作成等、外注でお願いすることもあります。また、商品についてお客さまからご意見をいただくと、担当営業にフィードバックすることも。週末は接客で忙しく、デスクワークが充分にできない時もあるのですが、今日は余裕があったので、残っていた作業も全部片付けられました。

そのほか、全国のショールームから共有される社内SNSの情報チェックも欠かせません。全国のコーディネーターがそれぞれの工夫や取り組みを発信してくれるので、私も負けていられないなと気合が入ります。

17:00閉館 営業が終了、クローズチェックも抜かりなく

いよいよ今日の営業も終わりです。お客さまが全員お帰りになられた後は、クローズチェックを行ないます。館内の掃除をしつつ、朝と同じように設備の動作チェックや水まわりの水滴の拭き取り、ショールームのロールスクリーンを下げるといった作業を、こちらも分担して行っていきます。最近は人が触れる場所の除菌作業も欠かせないので、気を抜かずに細部まで丁寧な作業を心がけています。

17:30終礼・退勤 「今日も1日お疲れ様でした!」

クローズチェックを終えると、朝と同じように全員が集まっての終礼です。その日あった出来事で周知すべきことなど、朝と同じように共有します。さらに、全体終礼が終わると、チームに分かれてチーム終礼を行います。私たちのショールームでは、チームで事務所に移動し、その日の成果を共有します。

今日は、私たちが注力している商品を選んでいただいたと報告があり、みんなで拍手。そのほか、印象的な接客や事例があると、担当コーディネーターがその内容を共有してくれます。参考になる事例をみんなの知識やスキルに還元することも、大事な作業です。チーム終礼のあとは、各自残った作業を終了させて退勤となります。

これで私の1日は終了になります。ショールームコーディネーターがどんな仕事をしているか、伝わったでしょうか。毎日さまざまなお客さまと出会い、住まいに関する夢や希望を叶えるためにどんなお手伝いができるか、コーディネーターの仕事は毎日発見と感動の連続です。そんな私たちの存在や仕事の魅力を、少しでも知っていただけたら嬉しいです。

<プロフィール>
2018年入社。2021年度スペシャルコーディネーターとして、社内外の媒体などで活躍。これまでにないことを経験している1年となり、ステップアップできていると実感。オフタイムは愛猫と遊んだり、映画を見たり、まったり過ごすのが好き。

※通常ショールームではマスクを着用してご対応させていただいておりますが、記事制作のため、一時的にマスクを外してイメージ撮影をおこなっております。