株式会社LIXIL
LIXIL Advanced Showroom

ロールモデルとして経験をみんなに還元し、お客さま満足につなげたい〜2022年度スペシャルコーディネーターインタビューvol. 1・佐藤さん〜

LIXILショールームコーディネーターのロールモデルとして、1年任期で活動するスペシャルコーディネーター。これまで就任時や、スペシャル研修での特別な体験の座談会をお届けしてきました。今回は個々へのインタビューシリーズ。第一弾は佐藤さんに最近の活動内容を中心に、意識していることなど、役割への想いを語っていただきました。

スペシャルコーディネーターとして得た学びを、ショールームメンバーにも伝授

スペシャルコーディネーターに就任し、早くも半年が経過しました。ここまで、その肩書通りのスペシャルな経験をいくつもさせていただいています。

スペシャルコーディネーター全員の活動としては、スペシャル研修の受講、ブランドムービーの撮影、またホスピタリティ・コーディネータの認定資格取得に挑み、合格しました。個人の活動としては、テレビ番組の取材で、ショールーム案内を担当させていただいたのは貴重な体験です。当日は緊張しましたが、母親がとても喜んでくれて、何度もビデオで見返していますが、スペシャルコーディネーターになることによって、親孝行もできているのかなと思います。また、スペシャルコーディネーター就任の副賞として、沖縄県・竹富島の宿泊施設に滞在しましたが、一流ホテルのホスピタリティに触れ、そのおもてなし精神に感心させられました。スタッフの方々が本当に温かく、帰るときは見えなくなるまで手を振って見送っていただいたことが忘れられません。

この特別な経験を、私の中にだけにとどめてはおけません。経験したことを発信し、みんなのモチベーションやスキルを高めることも、役割の一つだからです。先日はショールームで研修を開催させていただき、スペシャル研修で学んだことの中から、日々実践できるメイクやしぐさのワンポイントをまとめて紹介しました。また、先生の名言は社内SNSで共有しようと思っています。研修は仲間たちに「良かったよ」と感想をもらえたので、なにか変化が出てくるのが楽しみですね。伝えられたのは一部分ですが、私を通して講師の方々の教えをみんなが実践してくれたら、ショールーム全体が良くなり、お客さまの印象もよくなっていくはずです。

講座でホスピタリティの真髄を学び、改めて考える「お客さまのために」

一番新しい体験は、認定ホスピタリティ・コーディネータの資格取得に挑ませていただいたことです。これは日本ホスピタリティ教育機構の認定資格。2日間に渡って講義とその内容を踏まえた上での筆記試験、スピーチ、レポート提出を行いましたが、内容も濃く、盛りだくさん。とても貴重な機会となりました。

講座は、ホスピタリティの歴史にはじまり、実践までを学習できるような研修プログラムが組まれています。従業員満足があって顧客満足が実現できること、またホスピタリティあふれるチーム作りとは…等々、なるほどと思わされる学びがたくさんありました。日々の仕事でもホスピタリティを意識していますが、改めて、私たちがお客さまにどんな風にもてなしの心を伝えていくのかを考える機会になりました。この資格があれば周囲に発信しやすくなるので、ショールームで「お客さまのために私たちは何ができるのか」という会話を増やしていきたいと思っています。

この講座は、私たちのほかにも、数多くの企業の方が参加されていました。会社を代表して来ておられる方々だけあって、みなさん堂々とされている優れた方ばかり。スピーチ試験では、そうした方たちの立ち方や目線のやり方、話し方といった、しぐさや振る舞いを直接見られたことも良かったです。オンライン受講ではわからないことだったなと思います。

想いを語り合える仲間がいるから、責任ある役目を果たしていける

この講座受講とブランドムービー撮影時は、とても嬉しい時間にもなりました。それは今野さんと宮本さんの、2人のスペシャルコーディネーターと実際に会えたからです。それぞれはたらくショールームや環境は異なりますが、オンラインではなく、直接顔を合わせてさまざまなことを話し、3人の想いがパチンとはまったような感覚が得られた喜びはなんともいえません。悩みも共有しました。スペシャルコーディネーターに選ばれ、特別な活動をさせていただいていることは嬉しいし、やりがいを感じています。一方で、みんなのお手本にならなければと思うと、自信を失いかけることもあります。でもそれは私だけのプレッシャーではなく、2人もそうだとわかったし、励まし合える仲間がいることに、勇気づけられました。

2人ともとても優しくて、「完璧なんてないから、できる範囲で考えて行動していけばいいよね」とお互い言い合うことで、気持ちにも少し余裕ができたと思います。あまりに2人が優しくて大好きになったので、すべての予定を終えて別れるときは、悲しくて、涙、涙、といった感じでした(笑)。素敵な2人と一緒にスペシャルコーディネーターとして活動できることを、本当に幸せに思います。

コーディネーター仲間に向き合い、プラスになるようなチャレンジを

残りの任期で特に意識したいのは、日々のコーディネーター同士の向き合い方です。ホスピタリティ・コーディネータの講座で学んだことですが、「やりがい」「お金(給与)」「人間関係」の3つが職場にはあり、人間関係が悪いと人はすぐ折れてしまうというのは、本当にそのとおりだなと思いました。だからこそ、はたらきやすい環境づくりというのは、一番ベースにあるべきで、私が役に立ちたい部分です。ショールームで所属するチームは、みんなが自発的に協力しあえる、とてもいい雰囲気です。スペシャルコーディネーターであり、またホスピタリティを専門に学んだ私が、そこにプラスして発信することで、さらにいいチーム、そしてショールームになっていったら最高です。最終的には、それがお客さまの満足度を上げ、「お客さまの笑顔のために」なっていくことにつながります。

発信力を意識するのは、コーディネーターのみんなの自己実現ややりがいを高め、SMILE Awardなど、上を目指す意欲を持ってもらいたいからです。この立場でしか体験できないことが本当にたくさんあります。全国に1000人にものぼる仲間たちに、私たちが果たしている役割や、その魅力をもって知ってもらうことで、個々の意欲アップになればと思います。そのため、私たちがやっていること、体験して得られているものを、可能な限り還元するのが役目の一つです。ショールームでの活動や、ネットワークを使った発信など、さまざま手段を活用しながら、この先もチャレンジしていきたいと思います。

<プロフィール>
2018年入社。スペシャルコーディネーターとなってからは、コーディネーターに向けての発信に力を入れている。CS向上委員会にも所属し、お客さま満足をどう上げるかにも挑んでいる。プライベートでは自然環境と親しむ遊びが好きで、知人の農作業を手伝いにいくことも。